○罠による駆除方法
粘着シート、生け捕りわな、はじきわな(パチンコ)など色々種類豊富にありますが、現在は粘着シートが主流になってきています。取扱が簡単な事と、かかったネズミの処理が簡単で、衛生的だからです。できるだけ配置数を増やした方がネズミと出会う回数が多くなりその分かかりやすくなります。このため配置場所や配置方法にほ次のような配慮をする。
①なるべくネズミが通りそうな、壁に沿った通路や調度品の陰に配置する。
②クマネズミを対象にする場合、桂、パイプ、たるき、梁などでクマネズミが
登り降りしている形跡のある場所に設置する
③粘着シートは調理台の直下などネズミが飛び降りる場所に並べて設置する。
④設置場所は頻繁に変更せず、数日間は同じ場所にセットして様子を見る
■ 粘着シート
水分や湿気の多いところは粘着シートの水、湿気対応用シートがあるのでそれを使用したほうが良い。また熱源の近くなど温度が高くなるところでは、粘着物質が溶けだして周辺を汚すことがあるので注意。粘着シートはできるだけ多く配置するべきで、ケチっては絶対にいけない。ネズミの行動をよく観察した上で配置する。
■ はじきわな
ネズミがわなに慣れるように周辺にも餌を撒いたり、餌が取られるようになるまでバネをセットしないでネズミを安心させ警戒心が取れた後、バネをセットすると効果が表れることが多い。はじきわなのバネは強力なので絶対に子供がふれないよう十分、取り扱いに注意が必要です。
■ 生け捕りカゴ
はじきわなと同様の配慮が必要である。特にクマネズミは警戒心が強くかかりにくい。はじきわなと同様にネズミに慣れさせるため、はじめの数日間入り口のふたが落ちないようにしておくと良い。
■ 撃退機
超音波防鼠機器にかんしての効果の評価は定まっていません。ネズミにも個体差があり、すべてのネズミに効果があるとは言いにくく。また音波は直進性があるので、物品が多く、入り組んだところでは効果がさらに低くなります。その為日本のような狭い住宅では効果を発揮できないとも言われています。侵入口の方向に向けて設置するのが良いと思われます。 |