○ ネズミの種類選定
食痕での判断
食痕があった場合、歯形が昆虫のものでなくネズミのもかを判断する。歯型があれば一般家庭の場合、ネズミと考えて良いと思います。
どぶねずみかくまねずみかの種類の特定は難しいところがありますが、ハツカネズミの場合、食料品の袋に約直径3~5cmの丸い穴をあけるという特徴があります。
物音での判断
〇どぶねずみに関して
平坦な動きの為、あまり天井裏で音をさせることはありません。
〇くまねずみに関して
天井裏で物音がするようであれば、くまねずみの可能性が大です。
〇はつかねずみに関して
ハツカネズミの物音は体重が20gと小さいため小さい物音となります。
カリカリと言った物音であればハツカネズミの可能性が大です。
食性での判断
〇ドプネズミ :植物性の食べ物だけでなく、獣肉や魚介類などの動物性の食べ物も 非常に好み雑食性である。
〇クマネズミ :植物性の種子や穀類等また果実類も好み、食性的傾向が強い。
また昆虫類も食べる
〇ハツカネズミ:植物性の種子や穀類等を好み、食性的傾向が強い。また昆虫類も
食べる
糞とその形態
糞の大きさや形が種類の推定に非常に役立ちます。
〇
ドプネズミ:糞はずんぐりしていて約1~1.5cm
〇クマネズミ:糞は細長く約1cm
〇ハツカネズミ:糞は約0・5cm
尚、ゴキブ順の糞は0・2~0.3cm程度で、表面にしま模様などが有ります。
糞の形態だけでは必ずしも正確に判断できませんが、ネズミの場合、糞に体毛が含まれるのでこの体毛の存否で確定すると良いと思います。 |