○忌避剤(きひざい)による防鼠
忌避剤とはねずみが嫌う臭いを侵入する場所や住家にして場所に散布することで居心地を悪くし、殺傷するのではなく、追い出し、近寄らせない目的で使用します。忌避剤を利用し、ネズミを追い出してから、侵入口などを特定し塞ぐ処理をするべきです。時間とともに忌避剤の効果が薄れますし、ネズミが臭いになれてしまうと、また侵入してくる可能性がある為、一時的な効果と考えて良いと思います。
重要なことは、一時的に追い出してから、侵入防止策をすることです。
忌避剤の成分
(1)カブサイシン類
カプサイシンとは
トウガラシの辛みの成分を混ぜる事で、ネズミの忌避製剤に利用しています。水性や油性のものがあり、ネズミにかじられては困る場所に、段ボールなどの包装材にも塗布し利用します。また、穴ふさぎなどの目的で使用する場合、充填剤にはシーリング剤、コーキング剤、セメント、モルタル、金属ウェスなどにカプサイシンを混ぜるのも効果があります。ねずみの個体差がある為、すべてに効果があるとは言えません。家に住み着いたねずみに合った忌避剤を選別することが重要です。
(2)テルペン系化合物
有効成分を昇華させる目的で配合された固形の製品があります。置くだけ効果が6か月から一年間有効という市販品もあります。ねずみの個体差がある為、すべてに効果があるとは言えません。家に住み着いたねずみに合った忌避剤を選別することが重要です。 |